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第17章 親父登場！！！

蓮サイド。


俺の目の前にはもう何年も会ってない親父が居る。


「元気だったか・・・」


「あぁ」


何を話しに来たのかは大体察しが付く・・


あの女に言われて来たんだろう。


「仕事は順調か？」


「あぁ・・ってかさ、そんな話しにワザワザ来たんじゃねーんだろ？
　要件は？」


「まぁ、そうだな。要件は、あの約束の事だ・・お前ももうすぐ約束の30になるからな」


「息子の歳も忘れたのかよ・・俺はまだ28！約束の30には一年以上ある」


親父との約束・。忘れてたわけじゃ無い・・。


俺もこのままで良い何て思ってないし・・。


「１年何てあっという間だぞ！それから岸本さんのお嬢さんを巻き込んでるそうじゃないか
　お母さんから聞いたぞ、勝手に引っ越しをしたと思ったら、近所の同級生と一緒に
　暮らしてるなんて」


「世間体が気になるか？相変わらずだな・・・それから、俺はあの女の事を母親だとは
　思った事ねーよ・・・もう話終わったんなら帰れよ」


「そんな子供みたいな事をいつまで言ってるんだ！もう、帰って来い！！」


誰が、あんな家帰るかよ。


「帰れって・・・話は終わったんだろう？」


親父は黙って席を立ち、また来ると言って出て行った。


はぁ・・・疲れた・・。


時間としては少ししか経ってないが俺の疲労感は半端じゃ無かった。


あ・・・七海・・・。


あいつも心配してるだろうな・・。