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第17章 親父登場！！！

「いつから起きてたの？」


「車に乗せてくれた時から・・・」


結構前に起きてたんじゃねーかよ・・。


「何で起きなかったの？」


「なんか、考え事してるみたいだったし・・」


七海は俺を気遣って寝たふりをしてたのか・・。


親父の事、気になってたけど聞けなかったって感じだろうな。


俺たちは部屋に戻り、夕食を食べる事にした。


七海はキッチンへ向かい、俺はベランダでタバコを吸っていた。


「最近、マジでタバコ増えたな・・・」


いろんな事がありすぎて、気持ちに余裕が無いからだろう。


ベランダからキッチンに居る七海を見てると


気持ちが少しだけ楽になる・・。ほっとするんだろうな。



親父、俺は七海と結婚するからな！どんなに反対したって


俺は、七海と一緒になるって決めたんだ。


色々、考えなきゃイケない事が山積みだけど


七海となら乗り越えてけるって思ってる。


七海にもそろそろ話さなきゃいけないな。


その時、ポケットに入ってる携帯が鳴った。


あの女か・・・。それとも親父か？


いや、親父が掛けてくるはずないよな。


画面を見てみるとそこには、彩音からの着信だった。


「もしもし？」


『あー蓮？久しぶり！！元気？』


「あー、どうした？」


『今、七海って近くに居る？』


「いや・・・七海は夕飯作ってるよ」


彩音の声はいつもより少し元気が無く感じた。