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第5章 無言電話・・・。

私は、昼前に報告書を書き終え、退勤した。


喫煙室から、蓮に電話をし、終わったと伝えると来てくれると言い


そのままタバコを吸って時間を潰していた。


その時


「岸本さん！まだ居て良かった・・・電話よ！」


事務員さんが呼びに来る。


電話？？誰だろう・・・不安になりながら電話に出た。



「もしもし・・・」


『・・・・・』


「誰なの？」


『・・・・・』


プーーーッ！プーーーッ！再び電話は無言で切られた。


「どうしたの？」


っと事務員さんに聞かれたが、


「間違いだったみたい！じゃぁ帰りますね！お疲れ様でした！」


会社にまで電話してくるとか、絶対おかしい！！


外に出るとちょうど蓮が車を駐車している所だった。


車に近づき、


「蓮！」


っと声を掛け、車に乗った。


「お疲れ様！」


「うん・・・ありがとう」


蓮は、車を発進させマンションとは逆方向に進みだした。