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第5章 無言電話・・・。

「羽田君！素晴らしい奥さんもらったな！」


オーナーの声が聞こえ我に帰る・・・。


「あ・・私ったらベラベラ話しちゃって申し訳ありません・・・」


「いや・・・良いんだよ七海、ありがとう・・・
　オーナー、引き受けてみます・・・ただ、まだまだ未熟なので
　ご指導よろしくお願いします」


良かった。なんか顔もスッキリしたみたい！


それから話は進み、来月の頭には新しい店に店長として移動が決まった。


帰り際・・・店長に呼び止められた。


「七海さん、羽田は凄く頑張り屋なんです、時には無理をしてしまう時も
　あるんだ・・・これからも羽田をよろしくお願いします」


っと頭を下げられた。


「いいえ・・こちらこそ蓮・・・いや・・主人をよろしくお願いいたします」


私も頭を下げ、外に出た。

なんか、よろしくお願いしますって言われると、罪悪感だな・・・。



帰り道・・・蓮の顔は明るかった。


「七海、本当にサンキュー！お前の言葉で決心がついたよ！
　何か情けない気もするけどな！」


「ううん・・・私こそ偉そうにごめん・・・」


蓮の手が頭に伸びポンポンとされた。


私達は、マンションに帰りゆっくりすることにした。