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「私が欲しいですか?お嬢様」
第12章 颯太side

「田島先生、名雲家を相手に
何をしようとしていたのですか?」


大和の質問に対して
黙り込む田島先生。

「……者にするわ」


「「え?」」

あまりの声の小ささに
大和と颯太の声が重なった。





「お父様に頼んで、
颯太くんを婚約者にするわ」



婚約…?
確かに田島先生の家もお金持ちだ。
だが…
何を言っているんだ、この人は。


「先生、申し訳ありません」


婚約者?
そんな話は受け入れられない。


「なんで謝るのよ!
婚約者になれば、あなたは
あたしのもの!」



田島先生は涙を溜めて訴えた。


そう。
こうしてしまったのも自分の責任。

「その話はお受けできません」

「ーっ!嫌よ!今すぐ
お父様に電話して…」



そう言いながら携帯を取り出し
電話をしようとすると
それをヒョイッと大和が取り上げた。

「ちょっと!返して!」


「申し訳ありません。ですが
このようなやり方は余計に嫌われて
しまいますよ…?」


「きら…われて…」

その言葉に田島先生は
携帯を取り返そうとしていた手を
引っ込めた。


そこまでして、
颯太を手に入れたいのか。
正直、大和には理解できなかった。


そんな中、颯太は
少しだけ田島先生に近づく。





「気づいていました。
本当はあなたが私に想いを寄せて
いるのも」

泣いている田島先生に優しく
声をかける。




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