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「私が欲しいですか?お嬢様」
第2章 執事〜選択〜
新しい学校へ向かう車の中。
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そう言った晴人さんは
穏やかな表情だった。
自分の母親を「愛している」と言った。
普通なら複雑なんだろうけど
なんか不思議と嫌な感じはしない。
「専属…か」
次から通うのは紅女学園。
執事は桜凛学園から選ぶ…
「そんな人、選べないよぉ〜」
車の中で肩を落とす。
キキッー
「彩芽様、到着いたしました」
運転手の人がドアを開けてくれた。
ーーふぅ。
考えても仕方ない!
とにかく今は新しい学園に慣れること!
「よしっ!」
意気込んで、あたしは車から降りた。