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「私が欲しいですか?お嬢様」
第16章 専属〜溺愛〜
リップ音をたてながら
何度も何度もキスをされる。
あたしはベッドに座って
颯太さんは膝をついて
顔を覗きこみながら何度も何度も。
あたしは息をしようと
少し口を開けたら
ふいに颯太さんの舌が滑り込んできた。
「ふっ…んっ…」
囚われるあたしの舌。
これでもかというほど、絡まる。
「はっ…あっ…んん」
チュッ
音をたて、そっと唇が離れる。
けれど、その距離は
触れるか触れないかのギリギリの距離。
「想像してしまいましたか?
私とすることを…」
バレてた…
颯太さんにバレてた。
「あっ…あの…」
あたしは顔を真っ赤にして
手をつきながら後ろへ下がった。
そうすると颯太さんは
床についていたはずの膝を
ベッドに乗せ、あたしに近づいた。
「私も想像していますよ。
彩芽様が私に抱かれて
乱れる姿を…」
み、み、乱れるって!!
ぐんぐん迫ってくる颯太さん。
それから逃げる様に後ろに下がるあたし。
気づけば2人ともベッドの上。
「わぁっ!」
「おっと…」
あたしは後ろに下がり過ぎて
反対側のベッドのふちから
落ちそうになった。
それを間一髪の所で
颯太さんが背中に手を回して
支える。
「大丈夫です、こんな所で
彩芽様の''初めて''はいたしません」
そう言ってまたあたしに
唇を重ねてきた。
「んん…」
今度はスルリと呆気なく
舌が滑り込み
口内を掻き乱す。
倒れかけていた身体は
いつの間にか起こされて
後頭部を抱えられたまま
枕がある方へと向きが変えられた。
「んっ…あっ…」
絡まる舌が熱をもつ。
唇を少し離すだけで糸を引く。
「1度、イカせて差し上げます」
そう言って颯太さんは
あたしの膨らみに触れた。