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「私が欲しいですか?お嬢様」
第22章 専属〜ご褒美の夜〜
「きゃっ…あっ…」
湯船の中でゆっくりと
足首からふくらはぎを
マッサージされる。
その手の動きが心地よくて
思わず目を閉じそうになる。
「んっ…」
「ここ、痛いですよね。張ってます」
「んっん…」
張ってる所を丹念にほぐす。
その手は少しずつ膝に近づく。
湯船の中で見えないけど
恥ずかしい。
…あっ…
ふっと足先を動かしたら
当たってしまった…
颯太さんのソコに…
「ごごごめんなさいっ!」
「ん?大丈夫ですよ?」
気にしているのはあたしだけで
颯太さんは何てことないみたいだった。
変わらずに進むマッサージ。
「…きもち…」
さっきまで感じていた痛みは
嘘みたいに消えいく。
「良かったです。今日は
たくさんヒールで動きましたからね」
「うん…」
あたしと目が合うと
ニッコリ笑う。
眼鏡をかけてない颯太さんは
何だか新鮮だ。
けれど、その手は
徐々に上に上がってきた。