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「私が欲しいですか?お嬢様」
第22章 専属〜ご褒美の夜〜


チャプ…

颯太さんは身体を一通り洗って
あたしの浸かる湯船に入ってきた。


ど、ど、どうしよう…

颯太さんはあたしを
囲うようにして座る。

あたしは足の間にいて
颯太さんの方を見れずにいた。



「彩芽様…」

広い湯船…2人でも余裕なのに
颯太さんはくっついてこようとする。

隅っこまでいって
小さくなった。


「そんなに離れないでください?」

くいっと引き寄せられる腕。

「きゃっ!」


あたしはすっぽりと
颯太さんに包まれた。


背中に感じる体温に
ドキドキが止まらない。

それに…

直に触れる颯太さんの腕が
胸に当たって…


「足…疲れていませんか?」


「あ…うん…」


「マッサージしましょう」


「え?」


そうするといきなり
正面に向けられ
足を触られた。


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