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「私が欲しいですか?お嬢様」
第24章 彩芽〜蘇る記憶〜


あたしの幼い頃の話。

忘れている記憶。


あたしは背もたれに
寄りかかり目をつむった。


どうしたら思い出せる?


こんなまるで別の人の記憶みたいな
感覚は正直、複雑だ。


目つむって考えていたら
急に激しい頭痛に襲われた。

「ーっ!?」


い…痛いっ

なにっこれ!?

座っていた椅子から
崩れ落ち、しゃがみ込む。

痛いっ

誰かっ…助けてっ…

あたしは痛みの中で
ポケットにしまっていた
携帯を取り出し颯太さんに
コールした。


携帯を耳にあてることなんて
できるわけもなく


静かに聞こえるコール音が
ひたすら聞こえた。



ーはい、彩芽様どうなさいましたか?



「〜っ!!」

痛みで声が出ない


ー彩芽様!?
どうかなさったのですか?!


ー彩芽様!!


颯太さんの声が
少しずつ遠くなる。


あたしは最後の声を振り絞って
携帯に向かって言った。


「た…すけ…て…」



あたしはそのまま意識を
手放した。



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