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「私が欲しいですか?お嬢様」
第25章 彩芽〜繋がる心〜
何年も会えずに
こうして立場は違えど
再会できた。
執事として仕える日が
本当にくるとはまったく
思っていなかったが
願えば叶うものだな…
彩芽…
私はあなたのおかげで
頑張れたのですよ…
ズチュッ!
「あっああ!んっ…んぁっ」
想いをぶつけるかの様に
あたしを突く。
敬語じゃない颯太さんも
呼び捨てで
呼んでくれる颯太さんも
あたしにはとても新鮮で
だけど少しだけ変な感じ…
「クス…やはり…
私はこうでないとありませんね?
彩芽様…」
突然、敬語に戻った颯太さん。
あたしは思わず颯太さんの
目をじっと見つめた。
その目は優しく微笑み
口元は妖しく光る。
「執事の私も…はぁ…
ただの颯太としての私も…
愛してくださいね…?」
何を言ってるんだろう…
この人は…
あたしはどちらも大好きなのに…
小さく微笑んで頷いた。
「ああ…また締まりました…
はぁ…くっ…
私もそろそろ限界で…す…」
ズチュッズチュッズチュッ
「んあっっ…!ああん…ふっ」
互いに見つめ合う。
その時感じた。
あたしの想いが伝わってる。
あなたの想いが伝わってくる。
あたし達は見つめ合いながら
絶頂を迎えた。