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「私が欲しいですか?お嬢様」
第3章 執事〜結斗〜
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「んっ…今、何時…」
目が覚めたらベッドの上だった。
裸だったはずなのに
丁寧に下着も洋服も着ていた。
「服…着させてくれたんだ…」
真っ暗…
時計を見たら夜中2時だった。
窓から入る月明かりが綺麗で
ベッドから出ようとしたら
手首を掴まれた。
ー!?
びっくりして、横を向くと
「結斗さん!?」
なんで、ここで寝て…
結斗さんは服も着替えずに
あたしの隣に寝ていた。
びっくりしたけど、
起こしたらいけないと
ゆっくり手をどかしてベッドを出た。
カチャー。
「ふぅ…きれーな月…」
春とはいえ、夜はやっぱり
少し肌寒い。
最後まではされなかった。
結斗さんの優しさかな?
それともやっぱり専属ってきちんと
決まらないとできないのかな。
好きな人とって思っていたのに
知り合ったばかりの結斗さんに
あんな風に触られて
感じてしまって…
イッてしまった…
「恥ずかしいな、あたし…」
これからこんな事が毎日のように
続くのかな?
体力持つ気がしないなー。
ーふわっ。
「結斗さん…」
いつの間に起きてた結斗さんが
肩にストールをかけてくれた。
「起こしちゃいましたか?」
「いいえ、こちらこそ
いつ間にか眠ってしまいまして
申し訳ありません」