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「私が欲しいですか?お嬢様」
第7章 執事〜颯太〜
車の中、あたしは
結斗さん、尚弥さんと一緒にいるより
緊張していた。
隣をチラッと見れば
颯太さんの横顔がある。
もちろん、結斗さんも
尚弥さんもかっこいいけど
颯太さんはあたしの好み…
「本日は詩織様のご自宅へ
泊まりに行かれるのですよね??」
「え、なんで知って…」
「真壁から伺いました」
ああ、そっか。
「お食事はどうなさいますか?」
「あ、食事は食べます!!」
「クスッー。ではご一緒致します。
食事が終わりましたら、詩織様の
ご自宅へ送りますね」
お願いします…と頭を下げ、
あれ?ん?
今ご一緒って…
「一緒に…食べてくれるんですか?」
颯太さんはあたしを見てニッコリ。
結斗さんも尚弥さんも
一緒に食べてくれたけど
まさか颯太さんまでそうしてくれるとは
思ってなかった。
「食事はお1人では美味しく
なくなりますから…ね」
「あの、結斗さんと尚弥さんから
聞いていたんですか?」
「情報の共有はされますので。
あ、ですが、専属になると
そういった共有はされません。
お嬢様の場合はお試しという事ですので
情報の共有がされます」
執事の世界ってますますスゴイ。
でも情報の共有って…どこまで?
まさか、夜の行為も??