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「私が欲しいですか?お嬢様」
第8章 女子会〜彩芽×詩織〜
詩織の部屋はパステルカラーの
ピンクとホワイトベージュで
彩られてかわいい部屋だった。
「かわいい〜!」
部屋を見た瞬間
その部屋を見て思わず声が出た。
女の子の部屋!
という感じで、あたしには
できないそんなイメージ。
部屋を見渡すあたしを
詩織はニコニコしながら見る。
少したってから大和さんが
荷物を置きにきた。
「お荷物はこちらに置いておきます」
「ありがとうございます!」
''いえ''と優しく微笑む大和さん。
「大和、ありがと!
今日はこれでいいよ!」
詩織は大和さんの近くへ
駆け寄り、''お疲れ様''と声をかけていた。
「詩織様も、あまり夜更かしを
してはなりませんよ?」
「はいはい、わかってる」
同じ事言われてる…
どこも執事は同じなのかなと
少し笑ってしまった次の瞬間。
「それでは、おやすみなさいませ」
「うん、おやすみ」
と唇を重ねた。
クチュ…
あたしはバッ!!と
後ろを向いて、窓を開けて
外の空気に当たっているかの様に
ごまかした。
な、な、な!!!
人のキスって!!!
もうっ!詩織のバカ!