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「私が欲しいですか?お嬢様」
第8章 女子会〜彩芽×詩織〜

なんでってそりゃぁねぇ…
って顔をしてる詩織。

あたしはそんなに
わかりやすいのだろうか。


「あたし、わかりやすい?」

「いや、わかりやすいというか
私は彩芽を見てるからかな?」


そっか…
それを聞いて、ならば
そばにいた結斗さん、尚弥さんは
余計にわかっているのではないかと
思わず考えた。

「私は、いいと思うけどなー。
颯太さん」


「え…?」


「ちょっと意地悪な所も
ありそうだけど、いい人だと思うよ?」


「うん…あたしの気持ちには
よく気づいてくれてると思う」



ほんとにあの人は
よく気づいてると思う。
ダンスも結局あの人のおかげだし…

「ただ…」

詩織が少し考え込む様に言葉を言う。




「ただ…?」


何かあると言うのだろうか。



「颯太さんに惚れてる人、
何人かいて、その人達と関係があるって
噂を聞いた事があるんだよね」



関係って…そういうことだよね…?

頭の中で詩織の言ったことが
ぐるぐる巡る。
あたし自身はそんな噂、耳に
したことはない。

「それ、ほんとう?」


不安気なあたしの顔を見て
詩織は慌てて笑顔をつくる。

「いや!あくまでも噂だから!
本人から聞いたわけではないし。
それに噂が事実だったとしたら
執事に決定した時には、全て
縁を切るはずだよ。
自分が執事についてる間は
基本的にお嬢様以外の人と関係をもつのは
禁止とされてるから…」



「そっか…うん」


少しの不安を残しながらも
あたしは詩織と少し話せたことで
ちょっとだけスッキリした。


「とにかく!
颯太さんのお試しを様子見て、
また改めて決めたらどう?」


結局のところ
最終的な答えは出なかったけど
気持ちが楽になった。


その後、あたし達は
色んな事を話している間に
そのまま絨毯で寝てしまった。


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