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第5章 『俺』の気持ち

「すっ、すみません!ボーっとしていて……って、え⁉︎ 」
相手よりも先に、御礼や謝罪が出来るのは佐藤の長所だ。
おかげで人望も厚い。
だが、そんな佐藤が謝罪の途中で固まる。
佐藤の正面にいる琉も、驚いた様子で目を見開いていた。
「君は本当に落ち着きがないな!」
佐藤とぶつかった白髪の男性は、謝りもせずに怒鳴り散らす。
「つ、塚本部長⁈ なんで、ここに⁈ 」
慌てたように白髪の男性に声を掛ける佐藤の隣で、琉は眉根をキツく寄せ、塚本を睨み付けていた。
───── ” 琉ちゃ…遅いよ…”
真っ暗な公園…
涙でぐしょぐしょに濡れた愛里咲の口から紡ぎ出される掠れた声…
そして、
無理矢理に晒された白い膨らみ…
捲り上げられたスカートから覗いた白い下肢…
「─────…っ‼︎ 」
グッ…握りしめた琉の拳に力が込められた。
相手よりも先に、御礼や謝罪が出来るのは佐藤の長所だ。
おかげで人望も厚い。
だが、そんな佐藤が謝罪の途中で固まる。
佐藤の正面にいる琉も、驚いた様子で目を見開いていた。
「君は本当に落ち着きがないな!」
佐藤とぶつかった白髪の男性は、謝りもせずに怒鳴り散らす。
「つ、塚本部長⁈ なんで、ここに⁈ 」
慌てたように白髪の男性に声を掛ける佐藤の隣で、琉は眉根をキツく寄せ、塚本を睨み付けていた。
───── ” 琉ちゃ…遅いよ…”
真っ暗な公園…
涙でぐしょぐしょに濡れた愛里咲の口から紡ぎ出される掠れた声…
そして、
無理矢理に晒された白い膨らみ…
捲り上げられたスカートから覗いた白い下肢…
「─────…っ‼︎ 」
グッ…握りしめた琉の拳に力が込められた。

