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第5章 『俺』の気持ち

睨み合う琉と塚本。
一触即発な雰囲気に、間近にいる佐藤はアワアワとうろたえるが、
気付かない町田はニコニコ笑って見ている。
─────チッ
舌打ちをし、クルリと背中を向けた塚本。
「下まで送ります」
チラリと町田を見た後、塚本の背を追う琉。
「ああ、頼む」
そう言って、チラチラと琉を気にする佐藤に話掛けながら部署内へと戻る町田。
「必要ない!」
「送ります!」
「う……」
貼り付けたような笑みで、何度断っても着いてくる琉。
恐ろしい程の威圧感に、ついに塚本が言葉を飲んだ。
一触即発な雰囲気に、間近にいる佐藤はアワアワとうろたえるが、
気付かない町田はニコニコ笑って見ている。
─────チッ
舌打ちをし、クルリと背中を向けた塚本。
「下まで送ります」
チラリと町田を見た後、塚本の背を追う琉。
「ああ、頼む」
そう言って、チラチラと琉を気にする佐藤に話掛けながら部署内へと戻る町田。
「必要ない!」
「送ります!」
「う……」
貼り付けたような笑みで、何度断っても着いてくる琉。
恐ろしい程の威圧感に、ついに塚本が言葉を飲んだ。

