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第5章 『俺』の気持ち

静かなエレベーターの中…
乗っているのは、琉と塚本の2人だけだ。
操作盤の前に立った琉は、奥の壁に寄り掛かりドアを睨む塚本を無表情に見ていた。
「………どういうつもりですか?」
琉の低い声が、静かなエレベーター内に響く。
「………」
塚本からの返事はない。
「今更愛里咲に何の用ですか?」
「………」
静かな空間で聞こえていない筈が無いのに、塚本はシラを切るつもりのようだ。
「一発殴っていいですか?」
「なっ⁉︎ 」
思わず琉の方を振り向き声を発した塚本。
琉の口端が意地悪く持ち上げられる。
乗っているのは、琉と塚本の2人だけだ。
操作盤の前に立った琉は、奥の壁に寄り掛かりドアを睨む塚本を無表情に見ていた。
「………どういうつもりですか?」
琉の低い声が、静かなエレベーター内に響く。
「………」
塚本からの返事はない。
「今更愛里咲に何の用ですか?」
「………」
静かな空間で聞こえていない筈が無いのに、塚本はシラを切るつもりのようだ。
「一発殴っていいですか?」
「なっ⁉︎ 」
思わず琉の方を振り向き声を発した塚本。
琉の口端が意地悪く持ち上げられる。

