この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
コンプレックス
第6章 弟の友達
「処女はなかなか釣れないんだぞ! 邪魔をするな!」

今だ少女の手を掴んだままいる琉の手を引き離そうと、塚本は苛立たしげな声を上げる。

その声に、少女は益々身を縮こまらせ、嗚咽を上げながら泣き出した。


「塚本さん、女を脅して無理矢理すんのはレイプっていう立派な犯罪。痛い目みてもまだわかんねぇの?」

琉の冷たい声に、塚本は左遷を言い渡された瞬間を思い出す。



上層部からの冷たい視線、冷たい声。

”無理矢理ではない。合意の上だった”

どんな申し開きも聞き届けられない。

蔑むような視線が突き刺さった。



「……………」

無言で睨み合う塚本と琉。


だがすぐに、塚本は大きくため息を吐き出した。


「だから処女は面倒だと言われるんだ!

だが、無理矢理こじ開けて行く感じが堪らないんだよ……あの時の千葉くんを思い出す。

ああ、今は ”千葉” ではなくて ”夏川” か。お前の奥さんだったな」



─────ドクン‼︎



塚本の言葉に、琉の頭が一気に冷めた気がした。


だが、

その見下したようなニヤけ顏に、あっという間に身体を熱が滾る。


怒りを纏った熱は琉から冷静さを奪い、頭が沸騰しそうな程に血が上っていた。


/395ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ