この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
コンプレックス
第7章 『俺』の彼女

双子の世話に追われつつ、お弁当を作る愛里咲。
そこへ…
ピンポーン
玄関チャイムが鳴った。
寝返りをマスターした双子が床をコロコロ転がっているのを確認し、愛里咲はインターフォンを覗く。
(……誰?)
そこに映るのは、随分と若い女性で、記憶にあるようでない顔立ちをしている。
「はい? 何か?」
思わず声に怪訝さが出てしまう。
それを察したのか、その若い女性は慌てて名乗った。
『あの、あたし、須藤芙由です』
高校時代、まだ琉と愛里咲が付き合う前…
来るもの拒まずだった琉が、初めてたった1人と付き合っていた。
その時の彼女の名前が、
「スドウ フミ……?」
そこへ…
ピンポーン
玄関チャイムが鳴った。
寝返りをマスターした双子が床をコロコロ転がっているのを確認し、愛里咲はインターフォンを覗く。
(……誰?)
そこに映るのは、随分と若い女性で、記憶にあるようでない顔立ちをしている。
「はい? 何か?」
思わず声に怪訝さが出てしまう。
それを察したのか、その若い女性は慌てて名乗った。
『あの、あたし、須藤芙由です』
高校時代、まだ琉と愛里咲が付き合う前…
来るもの拒まずだった琉が、初めてたった1人と付き合っていた。
その時の彼女の名前が、
「スドウ フミ……?」

