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第8章 弟の過去

「あ、じゃあ私が!」
渚が母親から陽向を預かる。
「渚?そいつすげー泣き虫だから…」
言いかけた翔の心配を他所に、ピタリと泣き止む陽向。
「渚ちゃん、すごい!」
母親は目を見開き驚いている。
「愛里咲と体型が似てるのかな?」
「雰囲気が似てるのかも!お茶煎れてくるわね」
母親の言葉に渚が笑えば、
腕の中の陽向がニコッと笑って渚の胸に顔を埋める。
(あー!陽向っ…俺ですらまだ堪能してないのに〜)
「ふふっ、可愛い。あなたのママほど膨らんでなくてごめんね」
(俺にはそれで充分過ぎる程です!)
翔が必死に飲み込んだ言葉を嘲笑うかのように、渚の胸枕でウトウトし始める陽向。
「ホント可愛い。赤ちゃん欲しくなっちゃった」
そう言って、陽向のオデコにチュッと唇を付ける渚。
「─────…っ‼︎ 」
(それは俺へのOKサイン⁉︎ )
押し留めていた欲情が爆発する。
「な、渚……俺の部屋に……っ」
堪らず渚の手を引けば、途端に泣き出す陽向。
「ああっ、泣いちゃった!ごめんね?」
慌てて泣き止ませようと奮闘する渚の横で、翔はガックリと肩を落とした。
渚が母親から陽向を預かる。
「渚?そいつすげー泣き虫だから…」
言いかけた翔の心配を他所に、ピタリと泣き止む陽向。
「渚ちゃん、すごい!」
母親は目を見開き驚いている。
「愛里咲と体型が似てるのかな?」
「雰囲気が似てるのかも!お茶煎れてくるわね」
母親の言葉に渚が笑えば、
腕の中の陽向がニコッと笑って渚の胸に顔を埋める。
(あー!陽向っ…俺ですらまだ堪能してないのに〜)
「ふふっ、可愛い。あなたのママほど膨らんでなくてごめんね」
(俺にはそれで充分過ぎる程です!)
翔が必死に飲み込んだ言葉を嘲笑うかのように、渚の胸枕でウトウトし始める陽向。
「ホント可愛い。赤ちゃん欲しくなっちゃった」
そう言って、陽向のオデコにチュッと唇を付ける渚。
「─────…っ‼︎ 」
(それは俺へのOKサイン⁉︎ )
押し留めていた欲情が爆発する。
「な、渚……俺の部屋に……っ」
堪らず渚の手を引けば、途端に泣き出す陽向。
「ああっ、泣いちゃった!ごめんね?」
慌てて泣き止ませようと奮闘する渚の横で、翔はガックリと肩を落とした。

