この作品は18歳未満閲覧禁止です

  • テキストサイズ
コンプレックス
第8章 弟の過去
車に戻るなり、琉は、押し込めるように後部座席へと愛里咲を乗せる。


「琉ちゃ…っ⁈ 」

いきなり塞がれる唇。

こじ開けるように性急に滑り込んできた舌が、愛里咲の心を駆り立てた。

チュ…ッというリップ音を立て、唇が離れる。

狂おしい程の愛おしさに、愛里咲は琉の首へと腕を回した。


「……もっと…して? 不安に…ならないくらい……嫌なこと、忘れちゃうくらい……」


せがむように、自身の唇を琉のものへと重ねる。


「愛里咲…っ」

煽られて乗せられるのは悔しいのに、今は琉にも余裕がない。


”忘れさせてやる”

そう言ってやるのは簡単だけど、今はその言葉さえも愛里咲の鎖になりそうで、

「んっ…ぁ、ふ…」

この一時でも愛里咲の頭の中からあの記憶を追い出せるように、

深く深く、求め合っていく。


/395ページ
無料で読める大人のケータイ官能小説とは?
無料で読める大人のケータイ官能小説は、ケータイやスマホ・パソコンから無料で気軽に読むことができるネット小説サイトです。
自分で書いた官能小説や体験談を簡単に公開、連載することができます。しおり機能やメッセージ機能など便利な機能も充実!
お気に入りの作品や作者を探して楽しんだり、自分が小説を公開してたくさんの人に読んでもらおう!

ケータイからアクセスしたい人は下のQRコードをスキャンしてね!!

スマートフォン対応!QRコード


公式Twitterあります

当サイトの公式Twitterもあります!
フォローよろしくお願いします。
>コチラから



TOPTOPへ