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コンプレックス
第1章 弟が父親になった

愛里咲の身体を気遣った母親の一言で、部屋へと移り少し話をする。
と言っても話題は双子の事ばかり。
しかも母親が一方的に喋っている。
翔がため息を吐きかけた時、
コンコン
ドアをノックする音。
そして、
「愛里咲〜、お見舞い来たよぉ」
賑やかな声が聞こえてきた。
派手な服装の女性と見覚えのある顔の女性。
その後ろから入ってきた男性3人。
「あ、淳くん⁈ 安井淳[やすい じゅん]くんだ」
何度か琉の家に遊びに来た事のあるその人物を指差し、母親が叫んだ。
ゾロゾロと部屋へ入って来たのは、琉と愛里咲の高校時代の同級生たち。
その内の1人 安井淳は、奥さんが一昨年アクセサリー教室を開き、女性客を集めるためにと琉がそこに通わされていた。
と言っても話題は双子の事ばかり。
しかも母親が一方的に喋っている。
翔がため息を吐きかけた時、
コンコン
ドアをノックする音。
そして、
「愛里咲〜、お見舞い来たよぉ」
賑やかな声が聞こえてきた。
派手な服装の女性と見覚えのある顔の女性。
その後ろから入ってきた男性3人。
「あ、淳くん⁈ 安井淳[やすい じゅん]くんだ」
何度か琉の家に遊びに来た事のあるその人物を指差し、母親が叫んだ。
ゾロゾロと部屋へ入って来たのは、琉と愛里咲の高校時代の同級生たち。
その内の1人 安井淳は、奥さんが一昨年アクセサリー教室を開き、女性客を集めるためにと琉がそこに通わされていた。

