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コンプレックス
第11章 俺の決意

「待て待て待て待て!」
背中を向けた琉に、翔は慌てて飛び付き、無理矢理ソファーへと座らせる。
「マジでうぜえ…」
不機嫌を隠さず表にだし、兄を睨む弟。
「2人きりの兄弟だろ!ウザイとか言うなよ!」
ソファーの前で、何故か正座する兄。
「洗濯は?洗濯機を回して干すだけか?」
「乾燥機付きの買えば?干すのも取り込むのもしなくていいし」
じゃあな、と言って腰を浮かせた琉の腕を引いて再び座らせると、
「なるほどな!実家のは乾燥機付いてないよな…自分で回して干しておけば、母さんも俺がやれるってわかるか!」
翔はキラキラと目を輝かせて聞く。
「回し方わかんの?」
思わずそう言った後で、しまった…と顔を歪める琉。
「………琉!頼む!家事 教えて!」
顔の前で両手を合わせる翔。
「やだね」
「頼む頼む頼む頼む頼む‼︎ 」
「面倒臭い」
「頼む頼む頼む頼む頼む‼︎ 」
「…………うざっ」
背中を向けた琉に、翔は慌てて飛び付き、無理矢理ソファーへと座らせる。
「マジでうぜえ…」
不機嫌を隠さず表にだし、兄を睨む弟。
「2人きりの兄弟だろ!ウザイとか言うなよ!」
ソファーの前で、何故か正座する兄。
「洗濯は?洗濯機を回して干すだけか?」
「乾燥機付きの買えば?干すのも取り込むのもしなくていいし」
じゃあな、と言って腰を浮かせた琉の腕を引いて再び座らせると、
「なるほどな!実家のは乾燥機付いてないよな…自分で回して干しておけば、母さんも俺がやれるってわかるか!」
翔はキラキラと目を輝かせて聞く。
「回し方わかんの?」
思わずそう言った後で、しまった…と顔を歪める琉。
「………琉!頼む!家事 教えて!」
顔の前で両手を合わせる翔。
「やだね」
「頼む頼む頼む頼む頼む‼︎ 」
「面倒臭い」
「頼む頼む頼む頼む頼む‼︎ 」
「…………うざっ」

