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第11章 俺の決意
「あっ、あっ、あっ…ああっ」

奥まで深く突き上げられる衝撃と、小刻みに揺さぶられる花芯の刺激。

愛里咲の声はその荒い呼吸と共に吐き出され、その身体は何度も小さく跳ねる。

声が出るからと口を押さえる事を忘れた愛里咲の手は、シーツをキツく掴む。


「ああっ、っ、っ、もう、ダメぇ‼︎ 」

大きく喘ぎ、身体を反らせる愛里咲。

それでも止まない律動に、また小刻みに身体をヒクつかせ、呼吸と共に小さく喘ぐ。


「琉ちゃっ…も、許してぇ…ンッ、ダメっ…またっ、来る‼︎ 」

果てなんか来ないのではないかと思われたその甘い甘い拷問は、

「ん、ぎゃあ─────っ‼︎ 」

目覚まし時計代わりの陽向の泣き声により、強制終了させられた。



「ああっ!今日はオムツの特売日だった!」

バタバタと双子の世話を終え、愛里咲は寝室に着替えに戻る。


「はぁ?ンなのどーでもいいだろ」

不機嫌丸出しの琉は、今だ布団の中だ。


「お願い、車出して?」

「やだね、面倒臭い」

クルッと愛里咲に背を向ける琉。

子供じみたその仕草に思わず頬が緩む。


「陽向と陽花の為だから!お願い!」

そういえば断れないのはわかってる。

沈黙の後、

「……じゃあちゃんとお願いしろ」

「ええっ⁉︎ 」

愛里咲は再びベッドへと引き摺り込まれた。



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