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第13章 俺の周りの企み
背中を壁に預けた状態で、片足を高く上げられる。

掴まるところを探して彷徨う愛里咲の両手は、

やがて、足の横辺りの壁に付く事で落ち着いた。


「りゅ、ちゃ……っ」

止めどなく溢れ返る蜜を、琉の舌がそっと掬う。

上半身の服は乱れもせずに着ているのに、下半身だけが裸なのが恥ずかしい。

その恥ずかしさすら、愛里咲の蜜を溢れさせる。


「りゅ、ぅちゃ……っ私、強く…ッあ…なる、ね?」

「は?」

琉が怪訝な顔を上げれば、蜜をかき混ぜていた熱い舌が去り、

「っ、やぁ…!」

愛里咲は慌てたように琉の頭を蜜口へと掻き抱く。


フッと、笑った琉。その息が、欲しがりな蜜口に掛かり愛里咲は膝をガクガクさせながらしゃがみ込んだ。



「ほら、しっかり立ってろよ」

先に立ち上がった琉が、愛里咲の手をグッと引いて立たせる。

片足を高く上げられれば、愛里咲はまた壁に手を付いて背を預けるしか出来ない。


蜜口を行き来する熱くて硬いものに気付き、愛里咲がぼんやりと目の前の琉を見れば、

「やっ、ああっ‼︎ 」

蜜壷へ鋭く突き立てられた熱い杭に、愛里咲は大きく喘いで琉に抱き着いた。


琉にしがみ付き、乱れた呼吸を繰り返す愛里咲。
洗い立てのシャンプーの香りを漂わせるその髪を、琉の指がそっと撫で下ろした。


「動くぞ」

片手は愛里咲の膝を持ち上げたまま、もう片方の手を壁に付いて、琉は腰を動かす。


「い、やぁっ…ん、ンッ」

琉の首に腕を巻き付けた愛里咲が、その耳元で切ない嬌声を上げれば、

「─────…っ」

琉の動きが加速していく。


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