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コンプレックス
第13章 俺の周りの企み

エレベーターに乗ろうと進めば、
「うわぁ、モテ男〜」
「思い切り棒読みだな、渚」
エントランスを覗いていたらしい渚に呆れたような視線で出迎えられる。
「大変そうだね」
「あの芙美の妹だぞ。変な根性が半端ねぇ」
「うん…想像しただけで身震いする……」
話しながら、到着したエレベーターへと乗り込む。
「兄貴は?」
「今、目玉焼き作りに奮闘中」
最近では毎日のように渚が来てくれると、翔が嬉しそうに話していた。
そのおかげか、翔の料理のレパートリーも少しずつ増えているようだ。
「目玉焼きに奮闘って……放っておいていいのか?」
「うん。ちょっと琉くんに相談があって待ってたの」
「何?」
翔からウザいくらいに恋愛相談という名の惚気を聞かされている琉。
まさか今度は渚からかと少しだけ眉間にシワを寄せる。
だが、
「その端麗な容姿で、セクハラ被害を受けた女性を救って欲しいの」
渚の口から聞かされた言葉は思いもよらないもので、
「……はぁ?」
琉はマヌケな返事を返していた。
「うわぁ、モテ男〜」
「思い切り棒読みだな、渚」
エントランスを覗いていたらしい渚に呆れたような視線で出迎えられる。
「大変そうだね」
「あの芙美の妹だぞ。変な根性が半端ねぇ」
「うん…想像しただけで身震いする……」
話しながら、到着したエレベーターへと乗り込む。
「兄貴は?」
「今、目玉焼き作りに奮闘中」
最近では毎日のように渚が来てくれると、翔が嬉しそうに話していた。
そのおかげか、翔の料理のレパートリーも少しずつ増えているようだ。
「目玉焼きに奮闘って……放っておいていいのか?」
「うん。ちょっと琉くんに相談があって待ってたの」
「何?」
翔からウザいくらいに恋愛相談という名の惚気を聞かされている琉。
まさか今度は渚からかと少しだけ眉間にシワを寄せる。
だが、
「その端麗な容姿で、セクハラ被害を受けた女性を救って欲しいの」
渚の口から聞かされた言葉は思いもよらないもので、
「……はぁ?」
琉はマヌケな返事を返していた。

