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コンプレックス
第2章 弟の嫁さん

─────…?
「……っ、うぁ……」
琉のイライラのオーラを感じ取ったのか、テーブルより2歩程離れた所で愛里咲の足が止まる。
恐る恐る、お盆の上の物をテーブルにへと並べる愛里咲。
その様子が可愛らしくて、翔は思わずクスッと笑ってしまった。
ブワッ…と、琉の背後のどす黒いオーラが増す。
「えっとー…あ! 陽向泣いてないかな? ちょっと見て…」
思わず後退った愛里咲の両手が強い力で拘束される。
愛里咲の左手を縋るように掴む翔。
困ったように眉根を寄せて翔を見つめる愛里咲。
同じような顔をして、翔も愛里咲を見つめている。
─────いや、2人とも怖くてもう一つの方向を見れずにいた。
「……っ、うぁ……」
琉のイライラのオーラを感じ取ったのか、テーブルより2歩程離れた所で愛里咲の足が止まる。
恐る恐る、お盆の上の物をテーブルにへと並べる愛里咲。
その様子が可愛らしくて、翔は思わずクスッと笑ってしまった。
ブワッ…と、琉の背後のどす黒いオーラが増す。
「えっとー…あ! 陽向泣いてないかな? ちょっと見て…」
思わず後退った愛里咲の両手が強い力で拘束される。
愛里咲の左手を縋るように掴む翔。
困ったように眉根を寄せて翔を見つめる愛里咲。
同じような顔をして、翔も愛里咲を見つめている。
─────いや、2人とも怖くてもう一つの方向を見れずにいた。

