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第14章 【終】俺の彼女の活躍
愛里咲に続き、渚が刈り上げ……

白取にセクハラを受けた女性たちが続々と刈り上げていく。

髪が落とされる度に、白取の顔が暗く落ち込んでいく。


「あーあ、私の刈り上げる場所がないじゃない」

最後の芙美へとバリカンが回って来た時には、

白取の髪はすっかり床へと落とされ、その肩はガックリと落ちていた。


「髪がないなら仕方ない。ここで我慢しよ〜っと」

抵抗する間も無く、白取の目の上でバリカンが唸る。


「あはははは!眉毛ない!変な顔!」

芙美の大笑いにつられて、女性たちからも笑い声が上がる。

思わず吹き出す愛里咲に、渚もホッとして笑った。


「スッキリした〜」

「槙野さん、ありがとう!」

渚と一緒に来た女性たちが帰り始める。

御礼を言ったり、白取の写メを撮ったり、皆それぞれに表情が生き生きと輝いていた。


「お前っ‼︎ 」

芙美を睨み付ける白取。

だが、眉毛も髪もないその顔は笑いを誘う。


「あんたに睨まれても怖くないし〜、ていうか睨まれる筋合いないし〜
あ、ハサミ発見!」

荷解きのためか、積み上げられた段ボールの上に置かれていたハサミ。

芙美がそれを手に取る。


「髪も眉毛も剃っちゃったし、残る毛は…」

そう言いながら、抵抗出来ない白取のズボンを摺下げて行く芙美。


「ちょ…芙美⁉︎ 」

見たくもないその部分が露わになり、渚と愛里咲は慌てて目を逸らした。



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