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第15章 【おまけ】俺と弟のその夜…
「どうしたの、この薔薇!」

湯船を埋め尽くす薔薇の花びら。

かなりの本数があったはずだ。


「プレゼントしようと思ってたのに、バタバタして萎れちやったからさ」

「プレゼント?」

誕生日でも記念日でもない。

翔の言葉の意図がわからず、渚は聞き返す。


「うん。

渚、俺とここで一緒に暮らさない?」


目を見開く渚。

それでも嬉しくて、涙が瞳に膜を張る。


付き合ってまだ一年経たないけれど、渚の中ではもう翔以外考えられない。

一緒に家事をこなしながら、翔との生活をどれだけ夢見たかわからない。

双子と遊びながら、翔との子供を欲しいと思わなかった訳がない。


「それって……プロポーズ?」

震える声でそう言った渚。

今度は、翔が驚いた顔をした。


「え⁉︎ 違う違う!いや、違くないけど!
でもあの、結婚…ていうか、同棲?」

「なーんだ……」

慌てる翔に苦笑いを返す渚。
その心内はかなり複雑だ。

次第にその苦笑いも泣き笑いへと変わる。


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