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第15章 【おまけ】俺と弟のその夜…
ゆっくりと目を開けば、

「─────…っ」

大きく開いた渚の両足の間に顔を埋めたまま、こちらをじっと見つめる翔と目が合い…

「や、だっ……見ないで……」

一気に赤く火照った顔を片手で覆い、渚はまたキツく目を閉じた。


「ね、渚……教えて?」

普段とは違う、翔のゾクゾクするような声色。

恐る恐る目を開けた渚に、翔はいつもの笑みを向ける。


「渚が ”やだ” って言う度、ここから蜜が溢れて来るんだ。
…………何で?」

「─────…っ‼︎ 」


息を飲むほど妖艶な笑みを浮かべ、

「あっ……や、ああっ‼︎ 」

翔の指が渚の蜜壷へと押し込まれた。


「ふっ…ん、ンッ、んっ」

翔の指の動きに合わせるかのように、渚の口からは甘い声が漏れていく。

耳に届く自分の声はお風呂場に反響して艶みが増して、甘えるようなその声が恥ずかしくて渚は手首を口に咥えて声を殺す。


快楽に溺れる自分と必死に闘っているのに、

「渚、声…出してもいいよ?」

そんな自分を愉しそうに見つめる翔に、何故か熱が煽られる。


渚の蜜をかき混ぜる翔の指が、

「ああっ、ダメぇっ‼︎ 」

渚の中のザラつきを捉えた。

翔を見つめる渚の表情は、

不安……

それ以上に、期待…が垣間見える。


「やぁっ、ンッ!だ、めぇ……っ」

ザラザラをなぞり、細かく叩けば、渚の身体が仰け反る。

小さな痙攣を繰り返す渚の身体。

溢れ返る蜜の、

「ねぇ、渚。
音が、変わった……ね」

お互いの耳に届く水音は、そこがどんな状態なのか伝わるほどで…

「やだっ……恥ずかし、こと……っ言わないで!」

渚の声は、涙に震えていた。



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