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コンプレックス
第2章 弟の嫁さん

琉が帰宅したのは、翔がお風呂に入り終えた頃だった。
翔と琉の部屋は隣同士。
物音と話し声が聞こえ、その帰宅を知ったのだった。
翔のベッドは琉の部屋側の壁に押し付けられている。
薄い壁で仕切られた部屋は、隣の音が漏れて聞こえる。
思わず壁に耳を付けた翔。
(─────いやいや、ダメだろ‼︎ )
飛び退くように勢い良く、翔は壁から離れた。
ため息を一つ吐き出す。
冷たい水でも飲んで頭を冷やそうと立ち上がった。
「はぁー…何やってんだ、俺……」
フラフラとキッチンを目指して部屋を出る。
─────と、
「先に風呂入ってくる」
琉の声と共にドアが開き、その部屋の主が廊下へと出てきた。
翔と琉の部屋は隣同士。
物音と話し声が聞こえ、その帰宅を知ったのだった。
翔のベッドは琉の部屋側の壁に押し付けられている。
薄い壁で仕切られた部屋は、隣の音が漏れて聞こえる。
思わず壁に耳を付けた翔。
(─────いやいや、ダメだろ‼︎ )
飛び退くように勢い良く、翔は壁から離れた。
ため息を一つ吐き出す。
冷たい水でも飲んで頭を冷やそうと立ち上がった。
「はぁー…何やってんだ、俺……」
フラフラとキッチンを目指して部屋を出る。
─────と、
「先に風呂入ってくる」
琉の声と共にドアが開き、その部屋の主が廊下へと出てきた。

