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コンプレックス
第3章 弟の会社
不思議そうな顔で翔を見つめる渚。
しばらくして、
「もうっ! いくら兄弟だからって、夏川さんに琉くんと同じものを求めてはいないです!」
と頬を膨らめる。
「夏川さんて…ちょっと口下手な所があるけど、下の子がやるような雑用もサラッとやってくれるし、時間の使い方が上手だから残業も殆どしないでしょ? 皆、見習いたいって褒めてますよ」
笑顔の渚の口から零れ落ちるのは、翔本人も思いもよらなかった褒め言葉で…
かぁぁぁぁぁっ
一気に翔の身体中の熱を上げた。