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第4章 俺は琉じゃないよ?
約束通り、

その日の仕事を終わらせた翔と渚は、2人きりで飲みに来ていた。 


「え? 白取さんに琉の事、話したの?」

昼間の白取との会話を伝えた渚に、翔は少し慌てて聞き返した。


白取の事を話した時、怯えてしまった愛里咲を思い出す。

そして、

”愛里咲の事、知られないようにして”

その時の琉の言葉も…


「愛里咲ちゃんの事は?」

「愛里咲の事? 言ってないと思います」

よかった…と、小さく息を吐く翔。

渚は、不安そうに聞いた。


「………私、余計な事を言いましたか? すみません」


「え⁉︎ いや、大丈夫だよ!

……多分」

慌ててそう答え、翔は話題を変えた。


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