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コンプレックス
第4章 俺は琉じゃないよ?

ガチャ…
玄関を開ければ、
「おかえりなさい」
パタパタと駆け寄る足音。
そして、
「わっ、渚⁈ 遊びに来てくれたの⁈ 」
「突然ごめんね。夏川さんが誘ってくれて……お邪魔してもいい?」
「もちろん!」
高校時代からの親友の訪問に、綻ぶ愛里咲の顔。
嬉しい!を連発しながら、リビングへ渚を通す愛里咲の笑顔に、翔は満足げな顔を見せる。
「琉ちゃん! 渚が遊びに来てくれたよ!」
琉を呼びに愛里咲が駆けて行ったのはバスルームで、
戻ってきた愛里咲の腕の中にはバスタオルに包まれた陽花がいた。
「双子はお風呂の時間かぁ! 手伝うよ」
腕まくりをした翔が陽花を愛里咲の腕から受け取る。
よくよく見れば、ベビーベッドには風呂上がりの陽向が寝かされていて、ご機嫌に自身の手を見つめていた。
「可愛い!」
その仕草に、渚の口からは自然とそんな言葉が零れていた。
玄関を開ければ、
「おかえりなさい」
パタパタと駆け寄る足音。
そして、
「わっ、渚⁈ 遊びに来てくれたの⁈ 」
「突然ごめんね。夏川さんが誘ってくれて……お邪魔してもいい?」
「もちろん!」
高校時代からの親友の訪問に、綻ぶ愛里咲の顔。
嬉しい!を連発しながら、リビングへ渚を通す愛里咲の笑顔に、翔は満足げな顔を見せる。
「琉ちゃん! 渚が遊びに来てくれたよ!」
琉を呼びに愛里咲が駆けて行ったのはバスルームで、
戻ってきた愛里咲の腕の中にはバスタオルに包まれた陽花がいた。
「双子はお風呂の時間かぁ! 手伝うよ」
腕まくりをした翔が陽花を愛里咲の腕から受け取る。
よくよく見れば、ベビーベッドには風呂上がりの陽向が寝かされていて、ご機嫌に自身の手を見つめていた。
「可愛い!」
その仕草に、渚の口からは自然とそんな言葉が零れていた。

