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コンプレックス
第4章 俺は琉じゃないよ?

しばらくして、
「あっちー…のぼせる……」
バスタオルを肩に掛けた、上半身裸の琉がリビングへと姿を現す。
愛里咲のお見舞いに行った時、
渚は久しぶりに見る琉に…
そして、その私服姿に心をときめかせた。
だが、
今はその比ではない程に、心臓が騒ぎ、顔は熱を持っていた。
「琉ちゃん! 渚がいるんだから! 早く服着て!!」
愛里咲が慌てて琉のTシャツを頭から被せる。
上半身裸の琉は直視出来ず顔を逸らす渚。
慌てたように、陽花の世話をする翔の方へと駆け寄った。
グッ
「え?」
強く引かれた腕に驚き、琉を見つめる愛里咲。
「何? ヤキモチ? それとも、俺の世話まで焼いてくれんの?」
「うえっ⁈ 琉ちゃんの世話⁈ 必要ですか⁈ 」
スッ…と細められた瞳に、愛里咲の身体が凍りつく。
「双子が寝たら…
今日一日、双子にしたのと同じ世話…してもらうかな」
───まさかの赤ちゃんプレイ⁈
愛里咲はポカーンと口を開け、不安げに琉を見つめ返した。
「あっちー…のぼせる……」
バスタオルを肩に掛けた、上半身裸の琉がリビングへと姿を現す。
愛里咲のお見舞いに行った時、
渚は久しぶりに見る琉に…
そして、その私服姿に心をときめかせた。
だが、
今はその比ではない程に、心臓が騒ぎ、顔は熱を持っていた。
「琉ちゃん! 渚がいるんだから! 早く服着て!!」
愛里咲が慌てて琉のTシャツを頭から被せる。
上半身裸の琉は直視出来ず顔を逸らす渚。
慌てたように、陽花の世話をする翔の方へと駆け寄った。
グッ
「え?」
強く引かれた腕に驚き、琉を見つめる愛里咲。
「何? ヤキモチ? それとも、俺の世話まで焼いてくれんの?」
「うえっ⁈ 琉ちゃんの世話⁈ 必要ですか⁈ 」
スッ…と細められた瞳に、愛里咲の身体が凍りつく。
「双子が寝たら…
今日一日、双子にしたのと同じ世話…してもらうかな」
───まさかの赤ちゃんプレイ⁈
愛里咲はポカーンと口を開け、不安げに琉を見つめ返した。

