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貴方色に染められて‥
第3章 君を助ける為に‥
俺が雇っている男から全ての情報を受け取り俺は実行に移した。


今日は、まみの勤める会社の総会だ。

もちろん妻のまみも出席する。

最高の演出を用意していた俺も総会会場へ向かい会場の後ろの壁によしかかり、その時を待つ。


総会も順調に進んでいる時、俺はピンマイクでOKを告げた。


ステージの大画面に映し出されたまみの本当の姿。


社長と交わるまみ。

会社のあちこちで仕事中に若い男性社員と交わるまみ。

まみと同僚の女達の会話。


会場でざわめきが起こり、ステージ脇に座るまみは耳を抑えながら叫ぶ。


俺はゆっくり、まみの目の前に立った。


「昴、違うの!これ、私に似た人よ!」


そう叫ぶ、まみの前に承諾してくれていた数名の男子社員、同僚の女子社員を立たせた。


「えっ!‥あなた達‥私を裏切るの!」

「裏切ったのは、まみさんよ!貴女に彼の事を相談してた私が馬鹿だったわ!人の男も酔わして寝取るなんて、最低!」

「私もよ!」

「私も!優しい振りして!悪魔よ!」

「薬を盛ってまで男とヤリたいのか!」

次々に暴かれてゆく、まみの姿。

回りは俺に同情した。


「お前とら、これきりだ」

「いやぁーーーーー!!」


まみの泣き叫ぶのを翻し会場を後にした。


「英介、後は頼む」

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