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貴方色に染められて‥
第3章 君を助ける為に‥
「何!!‥わかった‥」
昴は震える体で車を飛ばした。
バタン!
そこには青白い美和が酸素マスクをしながらベッドに寝ている美和がいた。
そしてベッドの傍らには衛の姿があった。
「こいつ自分で刺したんだ‥仕事が忙しくなって頭が可笑しくなっちまったみたいだな」
平然て言う衛に昴は‥
「貴志さん、そうやって言っていられるのも今だけですよ‥」
「‥どういう事だ?」
「お迎えが来たようですね‥」
その時、病室に数名の刑事が入ってきた。
「貴志衛、お前を強要罪と麻薬取締り罪で逮捕する」
「俺は何もしてない!」
「証拠は上がってるんだ!」
刑事の手には小さなテープが数本。
そして麻薬に関するボイスレコーダー。
「観念するんだな」
貴志衛は手首にワッパを掛けらた。
衛は昴に背を向けたまま‥
「‥美和を頼む」
「てめえに頼まれなくても美和を守る」
病室には昴と眠る美和。
「美和、待っていろよ」
美和の額にキスをし、自らの身辺を綺麗にする為に動き出す。