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貴方色に染められて‥
第4章 幸せは目の前に‥
美和の怪我もすっかり治り俺の用意したマンションに身を寄せた。


美和が退院し数日経った日だった。


マンションに来ると美和がソファに腰掛け真剣な表情である雑誌を見ていた。


「何を見てる?」

「あ、昴さん。‥働く所を探しているの‥う〜ん‥ここはどうかな?‥でも住む家も考えないと‥しなきゃいけない事が沢山だわ。でも先に進まなきゃ!」

「はっ?美和、何言ってるんだ?」

「えっ、だっていつまでも昴さんに頼っては要られないわ。私がいつまでもここにいたら昴さんが幸せになれないわ。ねっ、だから急いて探すわ」


美和は笑いながらそう言った。


俺はソファに座る美和の頭の上に手を乗せ‥

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