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・甘い夢 灯の煢・
第2章 ・出会い・
「そう言って頂けたらこのショコラも嬉しいですね」
といいながらショコラが嬉しいってなんだと一人、心ツッコミをする煢だった
あまりにはしゃいだ夢雪を見ていた、回りの女性達の内 一人がそれに腹立たしさを覚えてちょっと背中あわせにぶつかってきた拍子に 片手のワイングラスが揺れ 傾いた彼女を抱きしめる形となったが ワイングラスから紅の雫は 二人の心に落ちたのかもしれない・・・
あっと 同時に思った二人
落ちた紅の雫が、煢の胸を染め もう一つの雫が夢雪の白い雪のボレロを染めた
一瞬がまるでスローモーションのように流れ、二人の心に何かが生まれたような気持ちがした
今日 二度目の 切り取られた何かを騒めきの心を置き去りにして、見つめ合う二人
「すみません、ボレロがワインですぐに洗わないと」
従業員としての力が勝り口をついて出た言葉 消え掛ける思いを掴む前に・・・
「あっ、私より煢さんの服の方が」
「僕のは替えがいくらでもあるから、今コンシェルジュに連絡します」
いいんですと言う言葉を待たず、現れた人影
ぶつかった人物はすぐに消えていた
といいながらショコラが嬉しいってなんだと一人、心ツッコミをする煢だった
あまりにはしゃいだ夢雪を見ていた、回りの女性達の内 一人がそれに腹立たしさを覚えてちょっと背中あわせにぶつかってきた拍子に 片手のワイングラスが揺れ 傾いた彼女を抱きしめる形となったが ワイングラスから紅の雫は 二人の心に落ちたのかもしれない・・・
あっと 同時に思った二人
落ちた紅の雫が、煢の胸を染め もう一つの雫が夢雪の白い雪のボレロを染めた
一瞬がまるでスローモーションのように流れ、二人の心に何かが生まれたような気持ちがした
今日 二度目の 切り取られた何かを騒めきの心を置き去りにして、見つめ合う二人
「すみません、ボレロがワインですぐに洗わないと」
従業員としての力が勝り口をついて出た言葉 消え掛ける思いを掴む前に・・・
「あっ、私より煢さんの服の方が」
「僕のは替えがいくらでもあるから、今コンシェルジュに連絡します」
いいんですと言う言葉を待たず、現れた人影
ぶつかった人物はすぐに消えていた