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・甘い夢 灯の煢・
第3章 再び
ふぅとため息を着く横でメールを書きはじめたので仕方なく黙っていた。


・・私も楽しみにしています。また煢さんの美味しいショコラを食べれるのは幸せです。お仕事、疲れないようにして下さいね。話していた早咲きの桜が窓から今日、見たら満開でした。写真をつけます、息抜きに見て下さいね~ では後ほど・・


夢雪らしい文章だったが、なんて書いたのといいあわあわしてる間に見られため息をつかれた。


いいのっと言って携帯を取った彼女の心に、桜の写真が残って暖かくなった。


その気持ちが届くといいなと思う夢雪だった。


その頃、仕込みの休憩を少しだけ取った時にメールを目にした煢は携帯を手の中で愛しげに包み込むのだった。


煢と夢雪を繋ぐ桜。春の流れは二人に同じ風を運んだ。
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