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・甘い夢 灯の煢・
第3章 再び
あれから送って貰った夜、メールを送り二人のやり取りが始まった。

その間に紗姫からも、何度かどうなったのかとメールや電話が来たがあの夜の話しは何故か打ち明けはしなかった。

二人の間のひそやかな秘密にしておきたかったし、まだ付き合って欲しいと言われた訳でもない。

ただまた、二週間したあたりでボレロが出来てきたので、お席も確保出来たから是非いらして下さいと言われ 再び二人は念入りにお洒落をして出掛けるのだった。

今日は途中で待ち合わせをした二人。


会った途端、当然紗姫の質問責めが開始された。


「色々、聞いてもう~んとか どうかなばっかりで何を隠してるの~」

押し迫る紗姫をなだめにかかった。

「だって、まだ何も言えないくらいはっきりした事ないんだもの。」


「でもアドレスは交換したって言ってたでしょう。」


「それは、ボレロが出来てきました、とか好き嫌いを聞かれたりとかで。それより紗姫ちゃんの方は?」
「私?私なんて夢雪に心配されるような事ないわよ~今、三人とメール進行中よ。一人は弁護士、もう一人は建築家、後は貿易関係みんないい人よ。いずれ一人に絞るとして~」

それに、やれやれと思いながらも流石とも思う。高校生の時からモテモテだった紗姫は近隣の他校から、男子がわざわざ彼女を見に来るくらいだった。

「紗姫ちゃんは、本当にお姫様だよね~いいなぁ でも私は一人の人の大事な人でいいし。」


「そう言うなら、今回の上物を逃したら一生チャンスないかもしれないわよ。夢雪は可愛いいが売りなんだからあと三年したら35よ、もっと身の危険を感じなさいよ~」


そうだよねといいながらも、ちょっとため息をはいているとメールの着信に気付いた。

見てみると、それは煢からだった。

・・今日は、楽しみにしてて下さい。料理の方の担当になれたので夢雪さんのお料理は僕が作ります。最後のデザートまで楽しませますね、最後にこの間のスタッフ・ルームでボレロお渡しするので紗姫さんと一緒に、いらして下さい。コンセルジュには話しをしてますので。お会い出来るのを楽しみにしてます。煢・・
それにやっぱりほんのりと気持ちがあたたかくなる。それが小さな恋の始まりなのかを経験の少ない、夢雪には分かりにくかった。




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