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・甘い夢 灯の煢・
第2章 ・出会い・
「お料理、やっぱり素晴らしい味だね~でも、本来の目的が私にはあるわ」


「本来の目的って、紗姫ちゃんまるでスパイみたいに・・・」


「スパイみたいなものよね、でも二人でいるより一人でいた方が声をかけて貰えそうな気がする」


言い出したら聞かない、紗姫の性格を良く分かっていた夢雪は渋々そのスパイ活動を応援する事にした


「変な人に、騙されちゃ駄目よ あとワインが無料だからって沢山、勧められて飲み過ぎて連れ去られないようにね」


「連れ去られるだなんて、夢雪ったら大丈夫よ どんなにお酒が強いか知ってるでしょ じゃメールであとはお知らせするから~ あと一時間は頑張ってくるわ」


手をひらひら振りながら人の並に揉まれてしまった、紗姫を大丈夫かなと心配するのだった


少しだけ静かになった、その時間はけれど夢雪にはありがたいもので


お気に入りのワインを探しつつ、並べられた美しいショコラのコーナーに行くのだった
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