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・甘い夢 灯の煢・
第2章 ・出会い・
扉の前にはドアマンもいるほどだった


常にその扉を、開けて貰う時間すら緊張する二人


中へ通される、入口に立っている男性に既に目を奪われている紗姫を見ながら


ちょっと笑ってしまいそうになるのを堪えていた夢雪


コンシェルジュに招待状のコピーを渡すと、案内係の男性はまた入口に引き返して行った


コンシェルジュは微笑みながら更に、二人を広い会場の方へ案内をした


耳にはイヤホンが付けられていて、それで中の流れをスムーズにしているのだろう


という事はチーフ・コンシェルジュなんだなと紗姫は思った

まだまだ素敵なイケメンが沢山だろうなと、期待を膨らませる彼女とは反対に


会場から香る食事の匂いに、微笑みを浮かべていたのは夢雪の方だった

中はまだ外が寒かったせいか、暖房がいれられていて 暖かい

とりあえずワインを楽しみたかった夢雪は紗姫とお料理を一通り、楽しんだあと

紗姫の方からの提案にまた笑ってしまうのだった
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