この作品は18歳未満閲覧禁止です

- 小
- 中
- 大
- テキストサイズ
シーツのお供
第4章 先生!

糸は、結構長く結ばれているらしかった。
先生の爪がじっくりと糸の上を滑る。
「う゛う゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ーーーーーーーーーー!!」
やめて!やめて!気が狂っちゃう!
そう思い始めてから、更にその倍の時間、爪は糸の上を滑った。
楽しそうにその爪は何度も往復する。
「ヴァイオリンなんかの弦楽器はこうやって音を出すね」
そんな解説まで付けて。
「ああ、ヴァイオリンといえば、こんな風に音を出すこともあるよね」
「ぅふぁぁあッッ!!」
ぴんと張った糸を、指先でピンッと弾く。
それに倣ってクリップが跳ねた。
もう、本当に勘弁してほしい…
目で訴えると、少し困った顔をした先生。
「…うーん…」
なにか考えているようだ。
だけど本当にもう限界。
自力で立っていられない…
「あんまりやりたくなかったんだけど、仕方ないよね。」
なにかを思いついたらしい先生は、私の腕を吊っていた鎖を外した。
急に支えるものが無くなった私の体は先生のほうへ倒れこんだ。
「おいで」
だっこされて運ばれたのは、実験器具が散乱したテーブルの、その隣のテーブルだった。
先生の爪がじっくりと糸の上を滑る。
「う゛う゛ん゛ん゛ん゛ん゛ん゛ーーーーーーーーーー!!」
やめて!やめて!気が狂っちゃう!
そう思い始めてから、更にその倍の時間、爪は糸の上を滑った。
楽しそうにその爪は何度も往復する。
「ヴァイオリンなんかの弦楽器はこうやって音を出すね」
そんな解説まで付けて。
「ああ、ヴァイオリンといえば、こんな風に音を出すこともあるよね」
「ぅふぁぁあッッ!!」
ぴんと張った糸を、指先でピンッと弾く。
それに倣ってクリップが跳ねた。
もう、本当に勘弁してほしい…
目で訴えると、少し困った顔をした先生。
「…うーん…」
なにか考えているようだ。
だけど本当にもう限界。
自力で立っていられない…
「あんまりやりたくなかったんだけど、仕方ないよね。」
なにかを思いついたらしい先生は、私の腕を吊っていた鎖を外した。
急に支えるものが無くなった私の体は先生のほうへ倒れこんだ。
「おいで」
だっこされて運ばれたのは、実験器具が散乱したテーブルの、その隣のテーブルだった。

