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シーツのお供
第5章 愛しい私のご主人様
たくし上げられたメイド服の隙間を縫って、肌が露出しないほど沢山の手がわたしの体を這います。

優しく触れる手
激しく撫で回す手
摘み上げる手
指で弾き上げる手


まるで触手に犯されているような錯覚を起こしたわたしは、すでに熱い吐息が漏れ、おまんこに刺激を求めました。


「みなさん、よろしくて?」

右側で声がしました。


ぱっとその全ての手が離れると、わたしは急に支えを失ってしまったようによろけてしまいました。


「おっと」


誰かが後ろから抱えてくれました。


「そのままにしていてちょうだい」

女性のお客様がそうおっしゃいました。



「動かないでね。危ないわよ」



ブラジャーを少し持ち上げられました。

そして、乳首のあたりの布を摘みあげると、ちょきん、と小気味良い音が響きました。

反対側も同じように切られてしまいました。



「ははっやらしいメイドだな!乳首だけ出てる下着をつけてるぞ!」


まわりから笑いが聞こえました。
両手を後ろで拘束されていますから、隠すことができません。

全裸になるより恥ずかしい、乳首だけが出ているといういやらしい格好に、顔から火が出そうでした。


「顔を上げなさい」


顎を持ち上げられました。

その手は華奢で、女性の手のようでした。


「背筋を伸ばしなさい」


従って、背中を伸ばしました。


まるで白い下着から乳首をのぞかせ、それを見せ付けているような格好になってしまいました。


まわりのお客様の吐息が熱くなったような気がしました。


視覚を奪われてしまい、他の感覚でなんとか判断しようとする本能でしょうか。
感覚が敏感になっているように思います。


「立ってるね…」
「いやらしいピンク色の乳首」
「下着の白によく映えているわ」
「あんなに体を震わせて…もしかして、見られて感じているのか」
「桜子はいつもそう…本当にいやらしい」
「かわいい桜子、乳首を見られて興奮してるよ」
「もしかして、おまんこ濡らしているんじゃないのか」



ざわざわといやらしい言葉がわたしを責めます。


「ああ…」

思わずため息のような吐息が漏れてしまいました。


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