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年上Lovers♡♡
第1章 数学講師の加藤先生
「……コーヒーか紅茶、どっちがいい?」
「へっ?」
「…なんかちゃんと話したいなって思って…、…その、雰囲気ぶち壊してるのは分かってるんだけど」
「…紅茶がいい」
「了解、家の人にも一応連絡しとき」
…連絡、なんて連絡すればいい?ていうかいつ帰れるのかな……晩御飯とかどうしよ…
晩御飯って考えたら一気にお腹が減って、ぐぅっ〜…って鳴ってしまった。先生と目が合って恥ずかしくなった、先生笑ってるし…
「先にご飯食べるか?」
「…でも悪いもん」
「そんなことないから、はい決定〜」
「…ありがと」
とりあえず、連絡しないと…
"今日の晩御飯は外で食べるね"
数分後返ってきたメールには"了解っ!"だけだった。もうすぐで友達と離れてしまう私のことも考えてか門限も緩くなったし、友達の家のお泊りも許してくれてる。…先生は友達じゃないんだけど…
「先生、何か手伝う!」
「じゃあ、野菜ちぎってサラダ作って!」
先生は挽き肉に玉ねぎやパン粉を入れて捏ねていた。
「ハンバーグ?」
「それが、もうちょっとお洒落になるんだな〜」
一緒に料理するのは楽しかった…私にはレタスしかちぎらせてくれなかったけど…