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年上Lovers♡♡
第1章 数学講師の加藤先生
「俺より鈍感やな」
「…だって、先生が私を好きとか信じられないもん」
「俺は塾長が分かる程、積極的やったのにな〜」
「えっ、バレたってこと!?もしかして、それが原因でやめたりって…」
「だから、理由は就活専念やって。塾長に怒られたわけでもないし大丈夫。」
先生は私の頭を撫でたり、髪の毛で遊んだりしていた手を止め、首に回して抱きしめた。
「…最初は普通に可愛い子やなって思っただけで好きとかじゃなかったんやけど…、初めて泣いたの見た時に…守ってあげたいって思うようになってからは急に意識するようになって気付いたら好きになってた。」
可愛い子って…思ってくれてたんだ…
それだけで心が熱くなる。
「私も、気付いたら好きになってた…先生の笑った顔すごい好き」
「…なんか照れるな」
「ほんとにっ」
お互い顔を真っ赤にして笑い合う、そんな一時も私にとって大事な宝物になりそう。
「…なぁ、キスしていい?」
私は頭の中が爆発しそうになった。き、キスって…!!
「……そんなの言わなくてもいいのに」
「顔すっげー熱い、照れてるな?」
私の大好きな手がほっぺを触って遊んでる。そっと重ねて密着させてみたら、先生の手の暖かさが近くなった。
「……私も、キスしたい」
言い終えると私の唇は先生のそれと重なっていた。