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年上Lovers♡♡
第2章 幼馴染みのケンくん
ケンくんに連れられて私はケンくんの部屋にいる。おばさん達は留守で、静かなケンくんの家が少し怖かった。
「……律はさ、俺のことどう思ってるか知らないけどさ、俺は律のことただの幼馴染みとして見てきたわけじゃないよ」
「……知ってるよ」
十分知ってるよ、いつも可愛がってくれたもん本当の…妹みたいに……
「何を知ってんだよ…」
「知ってるよ!分かってるよ!ケンくんは小さい頃から私の一番のお兄ちゃんだよ!そうであってほしいんでしょ分かってるよ!」
「誰がいつそんなこと言った!!」
ケンくんは今まで見たことのない怒った顔で怒鳴っていた。いつもケンくんは私に笑いかけてくれたから怒った顔なんて初めて見た。
「聖奈や紗奈と同じように律にしたことなんて1回もねぇよ。俺はずっと律のこと見てたよ、中学んときも今だって…」
「……どういう風に?」
どんなこと思って、私を見てたの…?
「…律が中学んとき帰りに1回だけ男と帰ったとき、あったろ?」
………ん?…そんなことあった?
「俺はそんとき初めて律を遠くに感じたし、あんなやつに取られたくないって思った。高校生になってから、少しだけ化粧して行きはじめたとき、好きなやつできたんじゃないかって…でも、俺は律の側にいることとか無理だから…俺は律の兄ちゃんだからさっ」
「ちょ、ちょっと待って、…どこで見てたの?」
「…内緒、絶対引かれるから」
…なんか、色々混乱したけど、…私、今だよね、言うなら…