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年上Lovers♡♡
第2章 幼馴染みのケンくん
「…さすがに、冗談キツイって!!」
「ほんとに!何言ってんの~」
女の人に笑われながら、私ってどんだけ惨めなんだろうと思った。
もう何も言い返す元気もなくて、ただ涙が溢れないように必死に力を入れて我慢してた。
「……冗談じゃないんだけど?」
怒りを含んだその声に周りの笑い声はピタッと止まった。
……ケンくんだ
「…律、もう大丈夫。顔あげてみ?」
ケンくんが前に来て少ししゃがんでくれる。私はケンくんの方をチラっと見れば笑って抱きしめてくれた。
「大丈夫大丈夫、……帰ろっか。…大地、後はよろしく~」
「俺、そんな役じゃないんだけどな~~!」
大地が後ろで叫んでるのを私は面白くて笑ってしまった。だから、ケンくんが
「お前ら明日覚悟しとけよ…」
って女の人に向かって言葉を発してたなんて分からなかった。